汗臭いバックパック(ザック)やサコッシュなどを放置しておくと
登山やハイキングで、バックパック(ザック)やサコッシュがなんか臭いと感じたことはありませんか?
登山やハイキングで使うバックパック(ザック)やサコッシュは、基本的にアウトドアのフィールドで使うので、風が強いと土埃はもちろん、風がなくても目に見えない埃を被ったり、雨に当たったり、地面に置くこともあります。
暑い時期や代謝が良い方は、汗が滲みたりします。
私はメチャクチャ汗っかきなので、バックパック(ザック)の背面もいつも汗で濡れてしまいます
知らず知らずのうちに汗や汚れは蓄積し、臭いの原因に。
特に化繊は臭いが残りやすくなかなか洗っても取れにくく、バックパック(ザック)やサコッシュなどに最も多く使われている素材です。
そのまま付着した汗や汚れを放置すると、臭いだけでは終わらず、カビの原因にもなりますし、素材の劣化も早くなります。
特にウレタンなどは劣化しやすくなり、ポロポロと崩れたりしてきます。
そこで、ちょっと質問です!
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最低でも1年に1回は洗いたい
登山道などでスライドしたらプ〜ンと臭いが・・何てことにならないように、最低でも年に1回は洗いたいですね。
Instagramのストーリーでアンケートを実践したところ、洗ったことがない方の中でも、洗い方が分からないからという方が50%以上でした。
そう、意外にも洗い方が分からない方が多いことが分かりました。
そこで、この記事では洗い方をお伝えしたいと思いますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
洗う前に注意すること
洗う前に注意しなければいけないことは、
- もし、バックパック(ザック)などに使われている素材や取り扱い注意事項、洗濯表示などのタグがあれば、見て確認する。
- お勧めは、バックパック(ザック)などのメーカーサイトでケアの方法を調べてみる。
- 洗う時は、自己責任であることを認識する。
各メーカーサイトのケアの方法が、最も安全にバックパック(ザック)のケアができ間違いないと思いますが、おおよそ皆同じです。笑
準備するもの
- 洗い桶、洗面器、洗面台、洗濯機、浴槽など、水を溜めて洗うことができる容器や入れ物。
- タオル(埃や汚れを払うものと、水気を拭き取るもの)2枚
- 柔らかいブラシやスポンジ
- 中性洗剤
- 流水が使える環境
バックパック(ザック)類の洗い方
1.大まかな汚れを落とす。
ブラシやタオルなどで、ザック類の大まかな埃や汚れ、土などを落とします。
メインやポケットの中のゴミもチェックしましょう。
2.バックパック本体だけにする。
邪魔になりそうな外せるパーツ類や後付けの小物類は外します。

3.洗濯液を作る。
洗面器や洗面台、浴槽などに中性洗剤とぬるま湯を入れて、洗濯液を作る。
※ 蛍光剤などは入ってないものがお勧めです。
私が登山用のウェアやギアに愛用している洗剤はこちら↓

4.洗濯液の中で洗う。
洗濯液の中に入れ全体を浸して、揺すりながら手で押し洗いか、手で表面を擦り洗いします。汚れが酷い部分は、柔らかいブラシやスポンジなどで擦ると落ちやすくなります。
注意しないといけないのは、洗濯機を使ったり、もみ洗いはNGです。
理由は、殆どのザックなどに使用されている生地には層がありコーティングされているため、洗濯機を使ったりもみ洗いをするとコーティングが剥がれやすくなるからです。

洗った後の洗濯液を見ると、こんなに汚れていたことが良く分かります。苦笑

5.流水で良くすすぐ。
流水で、上の写真の様な濁りが無くなるまで、良くすすぎます。流水で手で擦りながら洗濯液のぬめりを取り、大体3〜4回、水を交換するとキレイな水になります。
洗濯液の洗い残しがあると、やはり劣化の原因になりますので、良くすすぎましょう!
6.陰干する。
すすぎが終わったら、ザックの中に入った水を抜いて、風通しの良い日陰や浴室に逆さまに吊るして陰干します。
表面や中、ポケットなどに残った水分をタオルなどで拭き取ると早く乾きます。
天気の良い日にベランダなど、外に干しても元々は外で使う物なので大丈夫ですが、直射日光(紫外線)は劣化や色褪せの原因になるので、できれば、日陰や浴室などで陰干がお勧めです。
タンブラー乾燥は、生地によってコーティングされている層が剥がれる可能性があったり、熱に弱いパーツがあったりするので、お勧めはしません。
自然乾燥でも、換気扇を回して一晩干して置くと大体乾きます。

まとめ
近年、猛暑の多い日本のフィールドで使ったバックパック(ザック)やサコッシュなどは、定期的に洗ってケアすることで、臭いやカビ、劣化の予防ができます。
どなたでも自宅で簡単にケアができるので、お気に入りのギアをより長く清潔に使えるようにすると良いと思います。
SDGsにも繋がるのではないかと思います。
注意することは、
- 事前にタグやサイトのケア方法などがあれば要チェック!
- 洗う時は自己責任で。
- 洗濯機やもみ洗いはNG。
- 良くすすぎ直射日光(紫外線)は避けて陰干。
- タンブラー乾燥はしない。
以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました!
tomo
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